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2009年9月アーカイブ

 道医(長瀬清会長)は第132回臨時代議員会を道医会館で開催した。長瀬会長はあいさつで、先の衆院選で民主党が圧勝したことについて、自民党と公約の優劣以上の差が出たと分析。新政権による今後の医療政策の遂行の仕方、特に医療費の財源をどう手当てしていくのかを注視していくとしたほか、社会保障費自然増の年2,200億円削減については、公約に撤廃が盛り込まれており、解決したとの見方を示した。
 執行部は、民主党の医療政策として、マニフェストやインデックス(政策集)に、社会保障制度の維持や医療崩壊を阻止するため2,200億円削減方針の撤回が明記されていると説明。当面、療養病床削減計画を凍結し、総枠として38万床を維持する考えを、従来方針からの大転換と評価した。(出典:北海道医療新聞社)
 第4回日本禁煙学会学術総会(会長・秦温信札幌社会保険総合病院院長)が札幌市で開かれ、秦会長が「北海道におけるタバコ・コントロール」を講演。全国の喫煙率ワーストを返上できない本道はもとより、欧米先進国に比べ立ち遅れているわが国の禁煙対策に対し、「市民団体、学会、行政が連動し、声をあげ、実行を」と提言した。
 本道は喫煙率の高さを背景に、全国初の非喫煙者団体として昭和52年設立した非喫煙者を守る会をはじめ、北海道・分煙社会をめざす会、日本禁煙推進医師歯科医師連盟道支部、日本禁煙学会道支部等が活発に活動している。(出典:北海道医療新聞社)
 函館市の函館脳神経外科病院(西谷幹雄理事長・128床)は、シフト制勤務導入による完全365日リハビリ体制を20年10月スタート。実施前に比べ、リハビリ処方患者の平均在院日数は11日短縮され、FIM(機能的自立度評価表)も向上し、切れ目のないリハビリ提供による効果を上げている。
 同病院における従来の土日祝日リハビリは、休日出勤の扱いで平日より少人数のスタッフで対応していた。現在はシフト制に切り替え、3日出勤し1日休むペースとし、土日祝日も平日に準じたスタッフ体制による「完全365日リハビリ稼働」を実現している。(出典:北海道医療新聞社)
 札幌市南区の定山渓病院(秋野豊明理事長、中川翼院長・386床)は、院内すべての看護介護職を対象に実施した、言葉や態度の抑制に関するアンケートの結果を踏まえ、接遇改善に努めている。
 11年の「抑制廃止宣言」以来、身体拘束ゼロはもちろん、言葉や態度の抑制廃止にも取り組む中、接遇に関しては院内で統一された目標がなく、病棟単位の活動が中心だった。
 昨年、中川院長ほか各病棟の看護師介護福祉士など12人による抑制廃止検討委員会が、年間目標「静かな環境を整える」と、行動目標(1)大声を出さない(2)命令口調はしない(3)馴れ合いの言葉は使わない―を設定。「患者・職員を愛称で呼ぶ」など7項目について、継続して自己評価している。(出典:北海道医療新聞社)
 厚生労働省は、第3期介護保険計画(18―20年度)におけるサービス量見込みと実績の比較結果をまとめた。
 介護療養型医療施設を除く施設・居住系サービスの3カ年の定員総数の増加見込み11万5,000床に対し、実績が8万1,000床で約71%の到達率。20年度末現在の定員総数は92万床となった。
 同計画期間に医療療養病床への転換など大きな変動があった介護療養病床を含めると、12万4,000床の増加見込みに対し、実績は5万6,000床だった。(出典:北海道医療新聞社)
 第56回日本栄養改善学会学術集会(会長・荒川義人天使大教授)が札幌市で開かれた。シンポジウム「地域に根ざした食と健康」では、本道で栽培されているハスカップや甜菜に含まれる成分が生活習慣病の抑制を促し、沖縄食が血圧低下につながるなどとした成果が報告された。
 荒川会長は、ハスカップの成分に注目。アントシアニン含量がブルーベリーより多い上、特有の苦味成因であるイリドイドは、健胃や降圧を促す生薬に利用されており、「抗肥満効果や視覚機能改善」が期待できると解説した。(出典:北海道医療新聞社)
 道総医協救急医療専門委員会(委員長・目黒順一道医常任理事)の第2回会合が札幌市で開かれた。道は3次救急医療体制整備の一環で、地域医療再生基金を活用し、3医育大に「救急医」を養成する寄付講座の設置を検討する考えを示した。
 病院の勤務医不足が深刻化する一方で、軽症患者の時間外受診等により救急患者数は増加。今後、ドクターヘリが3機体制となり、救急医療の一層の需要増大が見込まれる中、救命救急センターを中心に救急科専門医の確保が喫緊の課題とされている。(出典:北海道医療新聞社)
 「オール北海道で明日の臨床研修を考えるシンポジウム」が札幌市で開催され、厚生労働省の臨床研修制度のあり方等に関する検討会委員の西澤寛俊氏(西岡病院理事長)を司会に、シンポジスト6人が地域医療再構築に必要な研修制度の方向性などを議論した。
 西澤氏は、医師としての人格を涵養しプライマリケアの基本的な診療能力を身につけることを基本理念とする研修制度が、導入5年を経て「研修施設にノウハウが蓄積され、その間、卒前教育も大幅に進展した」と説明。制度見直しのポイントに「研修プログラムの弾力化」「卒前・卒後教育の一貫性」を挙げた。(出典:北海道医療新聞社)
 札幌市北区の五稜会病院(中島公博理事長、千丈雅徳院長・193床)は、看護師が外来診療をフォローアップする「看護カウンセリング外来」を開設している。時間をゆったり確保し、傾聴を基本とする面談を通じ、医師負担を軽減するとともに、不安排除などから再入院予防や円滑な入院移行に結び付けるのが目的だ。(出典:北海道医療新聞社)
 日医の勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会は、勤務医のストレス状況や健康状態を把握するためアンケートを実施、12人に1人は「うつ状態」にあり、メンタルヘルス面でのサポートが必要などする結果をまとめた。
 調査は、日医の勤務医会員1万人を対象に実施、3,879人が答えた。休日は「月に4日以下」が46%と多く、500床以上では6割に達するなど、病床規模が大きいほど割合が増える傾向。睡眠時間については、平均で「6時間未満」が4割を占めた。(出典:北海道医療新聞社)
 北星学園大は、第42回社会福祉夏季セミナー「ソーシャルワーク実践の到達点と新たな可能性」を同大で開催。シンポジウムでは精神科病院や地域包括支援センター、学校、特別養護老人ホームでソーシャルワーク活動に関わっている精神保健福祉士(PSW)や社会福祉士が事例報告した。
 旭山病院(中央区)医療相談室の高橋陽介PSWは、精神病床の削減が進められる中、自らの役割の一つを「患者が地域に戻って生活するため、看護師などと情報共有し再び入院せずに済むような支援」と前置き。
 1日当たり15―20人の短期入院患者・家族と面談や電話で退院調整するため、長期入院患者への関わりが少なくなっていることを課題に提示した。(出典:北海道医療新聞社)
 第56回日本臨床検査医学会学術集会(会長・松野一彦北大保健科学研究院教授)が札幌市で開かれ、松野会長が「血小板検査・研究の歩み」と題し会長講演。動脈硬化に関与する血小板CD36欠損が、わが国の健常者の6%にみられるとのデータを示しつつ、予防を見据えた研究の進展に期待感を示した。(出典:北海道医療新聞社)
 道病院協会と道医を実施主体に20年度スタートした「緊急臨時的医師派遣事業」の延べ派遣日数は786日。派遣実績があった医療機関の2次医療圏別所在地は、南渡島、札幌、後志、南空知、釧路の5圏域で、このうち札幌からの派遣が675日と全体の85.9%を占めた。
 初年度の稼働は10カ月間(20年6月1日―21年3月31日)、受理した医師派遣依頼件数は延べ53件(医療機関数28施設)で、自治体病院が28件(同17施設)と半数強のほか、公的13件(同4施設)、法人等2件(同2施設)、自治体診療所10件(同5施設)。(出典:北海道医療新聞社)
 防衛省の「自衛隊病院等の在り方検討会」は全国5地区の16病院について、低い医官充足率と病床利用率を背景に、集約・機能強化と保険医療機関化の推進を図るなどとした報告書をまとめた。
 一般保険医療機関として診療を行うのは、札幌病院(300床)を含め5病院。隊員・家族を対象とした職域病院に位置付けられていたが、医官の早期離職で定員充足率(20年度末67.2%)が年々低下するなど、「平時においても医官が医師として技術の維持・向上に必要な症例の種類数を経験する機会の確保」が大きな課題となっていた。(出典:北海道医療新聞社)
 道小児救急医療体制整備推進協議会(会長・富樫武弘道小児科医会会長)は本年度第1回会合を札幌市で開催した。道は、今後の小児救急のあり方として、2次医療を支援事業(輪番制事業)でカバー、3次医療については国が提言する小児版の救命救急センターを新たに整備していく方針を示した。
 道内の小児2次救急医療は、2次医療圏単位で実施する「小児救急医療支援事業」(輪番制事業)を基本に整備し、圏域内での実施が困難な場合は、複数圏域を単位とする「小児救急医療拠点病院運営事業」で対応。小児に特化した3次救急医療の体系的整備は行われていないのが実情だ。(出典:北海道医療新聞社)
 札医大医療人育成センターの田中豪一准教授(心理学教室)グループは、指の細い動脈の弾力性から、動脈硬化をチェックできる装置を開発した。指容積脈波だけの測定のため、市販製品より検査が簡便という。産学連携による商品化を目指す。
 同装置は脈波計測器センサーを人差し指に張り付け、小児用カフを巻いて圧迫。30秒サイクルで圧の程度を変えながら計8回繰り返し、指動脈の弾力性をパソコンでデータ解析する仕組み。(出典:北海道医療新聞社)
 日本人間ドック学会と日病は、「2008年人間ドックの現況」をまとめた。全国の健常者頻度(現在心配なしを含む異常なし)は、前年より2.2ポイント減り9.6%と過去最低だった。
 検査項目別計では、「2次精査を要す」が49.9%(前年比0.1ポイント減)、「医療を要す」は43.0%(2.5ポイント減)。
 本道の健常者頻度は14.1%で全国平均より高いものの、前年比では2.2ポイント低下した。(出典:北海道医療新聞社)

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