道医(長瀬清会長)は第132回臨時代議員会を道医会館で開催した。長瀬会長はあいさつで、先の衆院選で民主党が圧勝したことについて、自民党と公約の優劣以上の差が出たと分析。新政権による今後の医療政策の遂行の仕方、特に医療費の財源をどう手当てしていくのかを注視していくとしたほか、社会保障費自然増の年2,200億円削減については、公約に撤廃が盛り込まれており、解決したとの見方を示した。
執行部は、民主党の医療政策として、マニフェストやインデックス(政策集)に、社会保障制度の維持や医療崩壊を阻止するため2,200億円削減方針の撤回が明記されていると説明。当面、療養病床削減計画を凍結し、総枠として38万床を維持する考えを、従来方針からの大転換と評価した。(出典:北海道医療新聞社)
第56回日本栄養改善学会学術集会(会長・荒川義人天使大教授)が札幌市で開かれた。シンポジウム「地域に根ざした食と健康」では、本道で栽培されているハスカップや甜菜に含まれる成分が生活習慣病の抑制を促し、沖縄食が血圧低下につながるなどとした成果が報告された。
荒川会長は、ハスカップの成分に注目。アントシアニン含量がブルーベリーより多い上、特有の苦味成因であるイリドイドは、健胃や降圧を促す生薬に利用されており、「抗肥満効果や視覚機能改善」が期待できると解説した。(出典:北海道医療新聞社)
道総医協救急医療専門委員会(委員長・目黒順一道医常任理事)の第2回会合が札幌市で開かれた。道は3次救急医療体制整備の一環で、地域医療再生基金を活用し、3医育大に「救急医」を養成する寄付講座の設置を検討する考えを示した。
病院の勤務医不足が深刻化する一方で、軽症患者の時間外受診等により救急患者数は増加。今後、ドクターヘリが3機体制となり、救急医療の一層の需要増大が見込まれる中、救命救急センターを中心に救急科専門医の確保が喫緊の課題とされている。(出典:北海道医療新聞社)
日医の勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会は、勤務医のストレス状況や健康状態を把握するためアンケートを実施、12人に1人は「うつ状態」にあり、メンタルヘルス面でのサポートが必要などする結果をまとめた。
調査は、日医の勤務医会員1万人を対象に実施、3,879人が答えた。休日は「月に4日以下」が46%と多く、500床以上では6割に達するなど、病床規模が大きいほど割合が増える傾向。睡眠時間については、平均で「6時間未満」が4割を占めた。(出典:北海道医療新聞社)
第56回日本臨床検査医学会学術集会(会長・松野一彦北大保健科学研究院教授)が札幌市で開かれ、松野会長が「血小板検査・研究の歩み」と題し会長講演。動脈硬化に関与する血小板CD36欠損が、わが国の健常者の6%にみられるとのデータを示しつつ、予防を見据えた研究の進展に期待感を示した。(出典:北海道医療新聞社)
札医大医療人育成センターの田中豪一准教授(心理学教室)グループは、指の細い動脈の弾力性から、動脈硬化をチェックできる装置を開発した。指容積脈波だけの測定のため、市販製品より検査が簡便という。産学連携による商品化を目指す。
同装置は脈波計測器センサーを人差し指に張り付け、小児用カフを巻いて圧迫。30秒サイクルで圧の程度を変えながら計8回繰り返し、指動脈の弾力性をパソコンでデータ解析する仕組み。(出典:北海道医療新聞社)
日本人間ドック学会と日病は、「2008年人間ドックの現況」をまとめた。全国の健常者頻度(現在心配なしを含む異常なし)は、前年より2.2ポイント減り9.6%と過去最低だった。
検査項目別計では、「2次精査を要す」が49.9%(前年比0.1ポイント減)、「医療を要す」は43.0%(2.5ポイント減)。
本道の健常者頻度は14.1%で全国平均より高いものの、前年比では2.2ポイント低下した。(出典:北海道医療新聞社)