道まとめの20年度道立病院事業決算概要によると、8病院等の医業収益合計は前年度比0.1%増だが、医業費用が7.5%増と大きく膨らんだことを受け、医業収支比率は4.2ポイント下がり55.3%に悪化した。
道立病院の総収益は177億9,501万円(うち医業収益95億4,855万円)、伸び率は5.7%で、子ども総合医療・療育センターの同事業会計への組み入れが19年度中だったことを反映している。
外来延べ患者数が全体で11.0%減の36万9,354人と落ち込みが目立った。入院延べは0.1%増の26万8,440人。 (出典:北海道医療新聞社)
札幌市南区の五輪橋内科病院(本間久登理事長・147床)は、地域の医療機関と連携強化を図り地域完結型医療へ移行するため、10月から開放型病床の運用を開始した。5床の適用で、現在22人が登録、試行期間を含む2カ月余、常時2―3床の利用がある状況という。
登録医は、かかりつけ患者の入院検査・加療が必要になった場合、地域医療連携室を介し同病床の利用時期等を調整。紹介患者が入院後、専用ロッカーで白衣と顔写真入り名札を着用し、共同診察できるほか、内視鏡検査・治療の実施も含め、院内の施設、設備を「主治医」として利用できる。(出典:北海道医療新聞社)
札幌市東区の札幌道都病院(秦史壯理事長・188床)は、乳がん摘出後の乳房再建を開始した。前任の札医大形成外科や関連病院で70例近く執刀し、10月着任した江副京理形成外科部長が担当。「欠損サイズを問わず、基本的に全例再建できる。術後患者に情報の一つとして届けてほしい」とメッセージを発信している。
形成外科と熱傷の専門医である江副氏は、14年前から乳房再建に着手。近年は月2例前後実施する中、「患者が再建できないと決め込む。あるいは保険適用であることや再建術自体を知らないケースが多い」と感じ始め、啓発に力を入れつつ、腰を据えて取り組む決意を固めた。(出典:北海道医療新聞社)
全国健康保険協会(協会けんぽ)は9月に実施した「医療と健康保険に関する意識等調査」(インターネットによる調査依頼2,980件・有効回収率82.3%)結果をまとめた。受療意識では「かかりつけ医がいる」46.5%、「初めは近くの診療所を受診して医師の判断を仰ぐ」が88.6%などとなった。一方で、「かかりつけ医がいない」は53.5%、「初めから大きな病院で」は11.4%。
体調不良時の受療意向は「何日か様子をみて」55.8%、「早めの受診」26.0%。「具合が悪くても行かない」が18.1%に達した。(出典:北海道医療新聞社)
日医は、中医協・医療経済実態調査を受けて、「開業医の年収は勤務医の1.7倍」と報道されたことに対して、院長(病院長)には経営責任があることや、勤務医の給与が他の職種等に比べ低いことを考慮すべき、とする見解をまとめた。
同調査に基づく、医療法人・院長の年間給与は、一般病院3,170万円、一般診療所2,559万円。産労総合研究所の上場企業の役員報酬の実態調査と比較すると、病院は専務取締役をやや上回り、診療所は専務取締役と常務取締役の中間水準と指摘した。(出典:北海道医療新聞社)