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2010年6月アーカイブ

  札幌市豊平区で今月開院した、おひげせんせいのこどもクリニック(米川元晴院長・無床)は、患児相互の感染防止のほか、診察の流れを円滑にするため、個室化した9つの診察室を設けた。医師と看護師が電子カルテを載せたカートを押して回診する、海外で普及しつつある方式だが、国内の小児科では例がないという。
 通常の待合室も設けているが、受付後は原則、すぐに各診察室で待機。小児用ベッドや壁掛けテレビ、絵本、おもちゃ等を置いた室内は、母親らが付き添えるよう、十分な広さを確保した。
(出典:北海道医療新聞社)

  「病院・診療所と住民、首長・議会の連携が地域医療を守るためのカギ」との方向付けで、道国保診療施設連絡協議会(会長・宮本光明公立芽室病院院長)と道国保連主催の第15回道国保地域医療学会が開かれた。シンポジウムでは赤平市や十勝管内士幌町などから実践報告が行われた。
 赤平市の高尾弘明市長は、地方公共団体財政健全化法対応で市の財政健全化計画の策定と見直し、市立病院で改革プラン(20年12月)、経営健全化計画(22年3月)の策定を実施。市民を含めた病院のあり方検討委員会等の設置や懇談会開催による住民へのアプローチも行ったと経過説明した。行政としても、病院会計に不良債務解消分を上乗せした繰り出し基準外を含め、21年度には一般会計から10億円超を繰り入れ。22年度以降も、病院特例債償還分などで同様に財政支援を行っていく方針とした。
(出典:北海道医療新聞社)

  診療所で夜間・休日にも患者からの問い合わせ等に対応可能な体制確保を目指して新設された「地域医療貢献加算(地域貢献)」の本道の届出数は15日現在で521件。全診療所に占める割合は15%弱にとどまることが本紙集計で分かった。
 厚生労働省は、診療所の3割程度での届け出を見込み、日医が実施したアンケート(n=1,116)では27.2%、今後予定ありを加えると29.1%だった。
(出典:北海道医療新聞社)

  日本交通医学会第64回総会(会長・安藤利昭JR札幌病院院長)が札幌市で開かれ、婦人科がん化学療法の新しい標準治療法確立に取り組む、NPO法人婦人科悪性腫瘍化学療法研究機構(JGOG)の活動を、JR札幌病院の寒河江悟副院長が報告。医師主導型臨床試験により、子宮体がん術後治療法の第一選択が放射線療法から化学療法へシフトしている現状などを紹介した。
 寒河江副院長が理事を務めるJGOGには、厚生労働省の臨床試験実施機関の要件を満たす全国236施設が参加登録。多施設共同で医師主導による臨床試験を推進するとともに、婦人科腫瘍医やコメディカルスタッフの育成、市民啓発活動なども行っているという。
(出典:北海道医療新聞社)

 厚生労働省は3月1日現在で心神喪失者等医療観察法の施行状況等についてまとめた。地方裁判所による入院決定は施行後通算で989件となり前年同期に比べ190件増加、通院決定は297件で同じく53件の増加となった。
 全国で720床程度を目標としている、指定入院医療機関は20病院の484床にとどまり、整備が遅れ気味。ただ、原則すべての都道府県とし、合計300床が目標の都道府県関係分は都立病院の整備などにより前年同期比43床増の98床となった。
(出典:北海道医療新聞社)

  北大病院(福田諭院長・946床)は、今秋にも造血細胞治療センターを立ち上げ、これまで第2内科、第3内科、血液内科の3科で行っていた血液関連の診療を統合する。7月には12階病棟の改築に着手し準無菌室を整備する計画で、移植件数の増加など臨床・研究面の拡充を図る。
 診療の効率化に取り組む同病院では、昨年8月に関連3科を2グループに再編、今年から研修医の募集を一本化するなど、センター化に向け準備を進めている。
(出典:北海道医療新聞社)

  第12回日本医療マネジメント学会学術総会(会長・秦温信札幌社会保険総合病院院長)が札幌市で開かれ、秦会長が「ベンチマーク分析によるDPCの評価」を講演。全社連の共同研究成果を示し、集積されたデータの分析に基づく医療の標準化と透明化の推進に期待を寄せた。
 ベンチマークの定義について秦会長は、さまざまな社会システムのあり方に関する水準・基準で、医療への応用は30年前に米国で導入されたDRGが始まりと説明した。
(出典:北海道医療新聞社)

  厚生労働省は、後期高齢者医療制度の事業概況を、旧制度の老人保健制度の推移等も含めて収録した20年度年報をまとめた。被保険者数が老人保健制度の19年度に比べ1.8%増の1,319万4,000人という中で、医療費は1.2%増の11兆4,145億円、総件数は微減の3億8,002万件だった。
 同年報は、後期高齢者医療広域連合の事業状況報告等に基づいて編集した。
 診療種別医療費をみると、診療費は0.6%増の9兆1,558億円、調剤が4.9%増の1兆7,035億円、食事療養・生活療養が0.7%減の3,850億円。
(出典:北海道医療新聞社)

  道総医協地域保健専門委員会・循環器疾患対策小委員会の本年度第1回会議が札幌市で開かれ、道は脳卒中と急性心筋梗塞の医療を担う施設の4月1日現在の状況を報告した。
 医療計画への公表数は、脳卒中・急性期が前年同期に比べ2施設増の70施設、同・回復期は12施設減の188施設、急性心筋梗塞は1施設増の64施設だった。公表開始の20年4月との比較では、それぞれ5施設増、1施設減、2施設減。脳卒中・回復期は全2次医療圏に施設があるものの、南桧山、日高、富良野では残り2疾患の双方とも空白地域となっており、道が掲げる医療連携体制の構築は思うように進んでいない状況がうかがえる。
(出典:北海道医療新聞社)

  日本消化器内視鏡学会道支部(支部長・加藤元嗣北大光学医療診療部准教授)の第100回例会が札幌市で開かれ、節目を記念し同学会理事長の上西紀夫公立昭和病院院長が「消化器内視鏡の近未来」をテーマに特別講演。カプセル内視鏡の誕生で診断や治療のさらなる発展が期待される中、学会として消化器内視鏡医の育成を図るべきと訴えた。
 上西理事長は、1950年代に誕生した胃カメラが「消化器内視鏡の原点」と解説。ファイバースコープ開発で食道、十二指腸、大腸などへアプローチできるようになり、現在は電子スコープやカプセル内視鏡が普及してきたと歴史を振り返った。
(出典:北海道医療新聞社)

  医療機器保守管理責任者に放射線機器管理士が選任されている道内医療機関は一割強にとどまることが、北放技の放射線機器管理士部会と放射線管理士部会による初の調査で分かった。両部会では、同管理士が専門性を生かし院内研修や計画策定へ積極的に関わっていく必要性を指摘している。
 調査は道内医療機関における、放射線機器と放射線の管理状況を把握するとともに、日放技認定資格者の「放射線機器管理士」「放射線管理士」が果たす役割を検討するために実施。北放技会員が所属する600医療機関に21年秋に協力依頼し、265施設から回答を得た。
(出典:北海道医療新聞社)

  札幌市白石区の恵佑会札幌病院(細川正夫理事長・272床)は、道医療大(新川詔夫学長)看護福祉学部に寄付講座を今月から設置した。「がんを持つ人の生活支援プロジェクト」をテーマに、共同研究を推進していく。
 寄付講座は、同大の川村三希子准教授(兼務)、専任教員1人、有志によるプロジェクトチームで構成。同病院の渡辺由美看護部長を臨床講師として委嘱した。食道がんなどで全国有数の手術数を誇る同病院を研究フィールドとし、臨床の現場と大学が人材交流を図りながら共同で取り組むのが特色だ。
(出典:北海道医療新聞社)

  内閣府の「障がい者制度改革推進会議」は、「障害者総合福祉法」(仮称)制定について、「政府は24年通常国会への法案提出、25年8月までの施行を目指すべき」とした第1次意見をまとめた。精神医療の医師・看護師等人員体制充実のための具体的方策は24年内めどで結論―を含む医療分野5項目で政府の取り組みを促した。
 障害者自立支援法を廃止し、新たに制定を目指す総合福祉法は、医学モデルに偏った障害程度区分の見直し、応益負担の廃止、1人ひとりのニーズに基づいた地域生活支援体系の整備を志向。年末をめどにとりまとめる2次意見では、総合福祉法制定・制度改革の重要方針に関し提起する。
(出典:北海道医療新聞社)

 道看協は22年度通常総会を札幌市で開き、3期6年務めた若山登美子会長の任期満了に伴い役員を改選、新会長に平山妙子前北海道ハイテクノロジー専門学校副校長を選出した。審議では公益法人移行や看護研修会館改築に向けた検討など8つの重点事業等が承認され、新体制のスタートを切った。
 平山氏は、選出後のあいさつで、「責任の重さを感じている。支援、指導を受けながら、やりがいある職場づくりを進めたい」と抱負を語った。
(出典:北海道医療新聞社)

  道総医協救急医療専門委員会(委員長・目黒順一道医常任理事)の22年度第1回会合が札幌市で開かれた。道は医療崩壊の一因とされる軽症患者の時間外受診(コンビニ受診)の実態把握へ、初の調査を行うと報告した。
 調査は道医療計画の救急医療体制に掲載する第2次医療機関のうち、病院群輪番制参加病院・診療所(4月1日現在127医療機関)が対象で、9月に15日間実施する。
(出典:北海道医療新聞社)

  北見市の北見赤十字病院(吉田茂夫院長・680床)は、長年の懸案だった改築に向け本格的に動き出す。隣接する市庁舎敷地で新病院建設のめどが立ち、今夏にも基本設計作成に着手し、24年春に着工。既存棟解体・改修等を含め27年春全面オープンを目指す。
 同病院は増築を重ねた複雑な構造で、老朽・狭隘化もあって、建て替えの必要性が高まっていた。
(出典:北海道医療新聞社)

 北大耳鼻咽喉科・頭頚部外科学分野(福田諭教授)は、ナビゲーションシステムを用いた8年間の手術実績を分析。レジストレーション(患部・画像位置の登録)精度は誤差1ミリ以下と良好で、システムの必要性を感じている術者が多いとする評価結果をまとめた。
 同分野は全国に先駆け11年にシステムを導入しており、19年までに行った鼻副鼻腔領域167例、側頭骨領域73例、その他頭頚部領域23例の計263例を分析した。
(出典:北海道医療新聞社)

  道が21年9月30日現在で調査した透析医療の現況(回答施設の集計)によると、透析患者は前年調査に比べ317人増え1万3,573人となった。調査協力医療機関は前年より11施設少ない227施設にとどまったこともあり、患者数の伸び率は前年を3.7ポイント下回る2.4%だった。
 透析患者全体のうち入院中の患者数は1,784人(前年比141人増)で伸び率8.6%と、患者全体より高率となったのが目立った。これに伴い、入院比率は13.1%(同0.7ポイント増)に上昇した。
(出典:北海道医療新聞社)

  総務省は、3月末日を基準とした公立病院改革プラン策定状況調査の結果をまとめた。プラン策定済み団体数は都道府県44団体、市町村606団体で合計650団体(策定率99.1%)、1年前の前回調査以降の策定は47団体だった。
 道内では空知管内長沼町や十勝管内鹿追町はじめ8団体が21年度中に策定を終え、82団体すべて出そろった。
(出典:北海道医療新聞社)

  道厚生局への届け出に基づく本紙集計によると、今次診療報酬改定で大幅な評価充実が図られた「医師事務作業補助体制加算」の算定数は、5月1日現在で88件。3月末に比べ新規で16件増え、区分変更によるランクアップは26件だった。
 新規は「75対1」の7病院をはじめ、「25対1」が2病院、「50対1」が4病院、「100対1」が3病院。ランクアップで最も多かったのが「50対1」から「25対1」で10病院、次いで「75対1」から「50対1」の7病院。
(出典:北海道医療新聞社)

  第77回道透析療法学会が札幌市で開かれ、日本透析医学会理事で土谷総合病院(広島県)の川西秀樹副院長が特別講演。透析液管理ではpHに注意を払うとともに、水質基準順守を徹底するなど、医療機関に「透析液の製造所」の認識を持つよう訴えた。(出典:北海道医療新聞社)

  医療法人社団明日佳(上田康夫理事長)は、白石江仁会病院(渡邊正司院長・九十九床)を札幌市白石区中央の現在地から約200メートル離れた同区東札幌5条5丁目へ移転新築する。療養環境向上と業務効率化が主目的で7月着工、23年4月1日オープンの予定。地域に密着した長期療養ニーズの受け皿機能を担う考えだ。
 現施設は築30年近く、複数回の増築で非効率なスペースが多い。新病院は延べ面積がやや狭くなるものの、各部門を効率的に配置することなどで、病室の1床当たり面積を拡張し療養環境を高める。(出典:北海道医療新聞社)

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