道総医協総会(会長・長瀬清道医会長)は、21年度第1回会合を札幌市で開き、「救急医療」「地域医療」「地域保健」の3専門委員会が、20年度協議実施状況等を報告。21年度は、地域医療再生臨時特例交付金の補正予算への計上を受けて、地域医療専門委員会の新規事項で「地域医療再生計画」をまとめることを了承した。
同計画は、救急医療や医師確保など、地域医療の課題を解決するため、2次医療圏(複数圏域も可)を対象に策定。予算総額は再編等(100億円×10圏域)と連携強化(30億円×70圏域)を合わせて3,100億円で、1―2件の採択を想定している。(出典:北海道医療新聞社)
札医(山光進会長)は、会員施設を対象に「外来受診者・入院患者数等実態調査」を実施。外来日数・点数ともダウンしたほか、入院日数も減少との結果を受け、受診抑制の発生を指摘するとともに、患者窓口負担の大幅な軽減を提案した。
医療制度改革による医療費の自己負担増に起因する受診抑制の有無を確認するため、全医療機関1,250施設を対象に20年度の状況を調査、293施設(一般病院の個人4、法人85、公的6、その他病院5、有床診25、無床診168)から有効回答を得た。(出典:北海道医療新聞社)
道労働局がまとめた20年の定期健康診断実施結果によると、有所見率は前年比2.5ポイント増の54.3%で、4年連続の増加となった。18年に50%を超え、全国値51.3%との格差は3.0ポイントで19年の1.9ポイントから、さらに拡大した格好だ。
検査項目別の有所見率は、脳・心疾患に影響を及ぼす血中脂質検査が35.4%(全国31.7%)で、最も高い比率。次いで、肝機能16.6%(同
16.3%)、血圧14.7%(同13.8%)、血糖10.6%(同9.5%)などの順となり、ほとんどの項目で全国平均を上回っている。(出典:北海道医療新聞社)
札幌市厚別区の新札幌恵愛会病院(徳田禎久理事長、八十島孝博院長・86床)は、各種がんに対する温熱療法(ハイパーサーミア)の患者増に伴い、治療装置サーモトロンを1台増やし3台体制とした。「標準治療を補完する医療、緩和ケアの一環」(八十島院長)で、14年9月開始から今年5月までの総患者数は830人に上る。
温熱療法は、がん細胞が正常細胞に比べ熱に弱く、42―44度に加熱で死滅する特徴を利用。専用装置で効率よく加温することで、がん細胞の直接的致死に加え、免疫活性などの効果があるとされる。(出典:北海道医療新聞社)
道病院協会(徳田禎久理事長)の第9回道病院学会が札幌市で開かれ、「地域医療の明日と、病院生き残りのための戦略」をテーマにシンポジウムを開催。事務部や医療安全管理室を中心に、各職員が目的を共有し意識を高める組織づくりが、病院全体の力を底上げし、経営改善に結びついた事例等が示された。
北海道済生会小樽病院の櫛引久丸事務部長は「地域に選ばれる病院を目指して―組織改革による戦略実行力の強化」を講演。医業収益減が続いていた十五年当時、経営状況の公開とデータの可視化、バランスドスコアカード導入等によって戦略的経営とビジョン明確化を図り、十七年度から経営状態が上向いた経緯を説明した。(出典:北海道医療新聞社)
医療法人渓仁会(秋野豊明理事長)は、「手稲家庭医療クリニック」を札幌市手稲区・手稲渓仁会病院近くの前田2条10丁目で10月26日オープンする。在宅医療をはじめ、新生児から高齢者、分娩から看取りまでと幅広く、あらゆる主訴に応じる「家庭医療」を実践する。
同病院の臨床研修プログラムにある家庭医養成コース実践の場を求める渓仁会と、九大卒後、沖縄県の離島診療所等を経て、米国で家庭医療専門医や公衆衛生修士を取得した小嶋一医師の考えが合致、開設となった。(出典:北海道医療新聞社)
本道の20年度(20年4月―21年3月)国保支払確定状況は、昨年4月に施行された後期高齢者医療制度への移行に伴い件数が4割、金額が5割それぞれ減少。医科1件当たり金額も2割ダウンし3万円を割り込んだ。
道国保連と道社保支払基金の資料を基に集計すると、国保の「医科」「歯科」「調剤」「食事」「訪問」を合計した件数は、39.1%減の2,415万600件、金額は50.7%減の5,366億8,800万円。(出典:北海道医療新聞社)