道は、試行を開始した脳卒中地域連携クリティカルパスに続いて、急性心筋梗塞のパス運用についても、実態やニーズ把握を経て、24年度から本格検討に入る予定だ。23年度内に道医療計画で公表されている急性期医療機関や日本循環器学会認定研修施設、同研修関連施設、日本心臓リハビリテーション学会登録施設をはじめ、かかりつけ医となる道内自治体病院や診療所なども対象に調査票を発送する。
脳卒中パスは、道地域連携クリティカルパス運営協議会(会長・宝金清博北大大学院神経病態学神経外科学教授)が中心となり、急性期26、回復期・かかりつけ医24の計50医療機関が参加、今夏から本格運用に移行することになっている。
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札医大保健医療学部理学療法学科は、医療現場で働くPTなどコメディカルを対象に実施している解剖セミナーが成果を上げ内外から注目されている。献体を用いた研修の場は全国的に珍しく、見学にとどまらず、神経や血管など剖出も体験できるとあって、道外からの参加者も少なくない。
解剖セミナーは、大学の社会貢献活動として10年からスタート。同大の篤志献体団体「白菊会」の賛同を得て、理学療法学第2講座と医学部解剖学第2講座が共催している。23年度は「コメディカルのための運動器解剖セミナー」と題し、10―11月に計4日間行われた。
不妊症治療を専門に手がける札幌市中央区・神谷レディースクリニック(神谷博文理事長・1床)は、日通札幌ビル(中央区北3条西2丁目)へ移転し、16日にグランドオープンした。
新しいクリニックは2―3階と4―5階の一部フロアに開設し、延べ床面積はおよそ1,600平方メートルと従来の3倍。インターネット予約、自動再来受付機、自動支払システム、電子カルテを導入。医療クラークを配置し事務作業をサポートするなど、待ち時間短縮を図る。
(出典:北海道医療新聞社)
北大薬学研究院と理化学研究所の研究グループは、核内蛋白質「PDLIM2」が自己免疫疾患を引き起こすTh17細胞の過剰な分化を抑制することを明らかにした。免役制御法や治療薬の開発につながると期待されている。
ウイルスや細菌が体内に侵入すると、樹状細胞が認識してヘルパーT細胞に伝える。病原体を排除するためヘルパーT細胞は病原体の種類に応じ、Th1細胞またはTh2細胞に分化するとされていたが、新たにTh17細胞を6年前に同定。Th17細胞の過剰な分化が自己免疫疾患の発症を促す要因となり得ることを突き止めた。
(出典:北海道医療新聞社)
北海道社会保険病院の関谷千尋顧問は札医学術講演会で、23年度の道医師会賞受賞テーマの「肝細胞がん死の撲滅をめざして―今日の到達点」を講演。早期発見、侵襲の少ない治療法、肝炎根治で発症や再発を予防する必要性を説いた。
関谷顧問は、自身が北大を卒業した昭和42年当時、「肝がん患者の平均余命は3カ月」と述懐。血清診断は感度が低く、画像診断は肝シンチグラムのみ、深さと腫瘍径ともに5センチ程度が限界で、発見された時は手遅れのケースが多かったという。
(出典:北海道医療新聞社)
北大人獣共通感染症リサーチセンター(センター長・喜田宏獣医学研究科教授)は、WHOから研究協力センターに指定された。研究教育を通じてWHOの国際活動を支援・助言する役割を担い、人獣共通感染症対策の解明、予防、制圧を目指す。
北大人獣共通感染症リサーチセンターは、17年に設置。北大とザンビアに研究拠点を置き、世界規模の疫学調査を展開するとともに、病原体の遺伝子などを同定することで、自然界における人獣共通感染症の伝播経路を明らかにし、予防・制圧に努めている。
札幌市中央区の時計台記念病院(大城辰美理事長、戸島雅彦院長・250床)は、循環器内科と形成外科を中心に、複数科が連携してCLI(重症下肢虚血症例)センターを形成し、集学的治療を展開。血行再建や感染治療を迅速に組み合わせ、潰瘍や壊疽が生じた重症例の足切断回避率向上を図っている。
CLI患者は、下肢の壊疽症状などが悪化して大切断に至った場合、1年後には半数が死亡するともいわれるほど予後が悪い。同病院は、18年4月のリニューアル時に、循環器、形成外科・創傷治療、リハビリテーションなどをそれぞれセンター化。医療機器とスタッフを充実させ、切断を最大限回避することを目標としたCLI治療を開始した。リニューアル後の4年間で266例を治療、95.5%で大切断を回避している。
(出典:北海道医療新聞社)
道透析療法学会(久木田和丘会長)の第80回学会が札幌市で開かれ、本道の透析療法と腎臓移植の現状について現場の医師2人が報告。人口当たりの透析患者数と新規導入患者数が全国平均よりやや高率であることや、腎臓移植は配偶者による臓器提供が増えている傾向が示された。
旭川赤十字病院腎臓内科の和田篤志部長は、日本透析医学会統計調査の22年集計結果を解説した。
(出典:北海道医療新聞社)
医師事務作業補助業務に従事する実務者で組織する「北海道医師事務作業補助懇話会」が発足した。スキルアップや各医療機関でばらつきの見られる業務内容の確立を目指し、3日午後2時から札医大基礎教育研究棟で初めての研修会を開く。
医師事務作業補助者の業務内容は、医師の指示の下、「診断書などの文書作成」「電子カルテなどの入力代行」「データ整理などの医療の質向上に資する事務作業」に大別。勤務医の負担軽減を図るため20年度診療報酬改定では、これらを評価する医師事務作業補助体制加算が新設され、道内では112施設(11月現在)が算定している。
(出典:北海道医療新聞社)
北大先端生命科学研究院の篠原康郎特任教授グループは、複合糖質の糖鎖を解析する新しい手法の開発に成功した。これまでは解析困難だっただけに、再生医療や創薬の研究促進が期待されている。
細胞表面にさまざまなクラスの複合糖質が配置されている中、特に3種類の複合糖質(糖脂質、グリコサミノグリカン、0―結合型糖タンパク質)は、細胞の優れた識別マーカーとして経験的に知られているが、解析が難しく、科学的に立証されていない。同グループは質量分析法による新しい解析技術を追究。これまで独自に培ってきた糖鎖を選択的に精製する技術や高感度検出できる標識技術などに加え、既に開発されているN―結合型糖鎖の解析法を用いて細胞の発現動態を高感度に絶対定量することを実現した。
(出典:北海道医療新聞社)
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